ROBE読者の皆様、こんにちは。編集長のAzuです。本来ならばもっと早くに告知をすべきだったのですが、あんぽんたんの私はぎりぎり入稿というスケジュールを組んでしまったがために、3月15日発売と公表することができませんでした。いま告白させてください、申し訳ございません！

と、いうことでROBE issue.3のテーマは「KOKUHAKU」です。告白といっても、愛だの恋だの、そんな壮大なテーマではありません。私による、私のための告白。つまりそれは「未来への宣言」なのです。（捉え方によっては壮大なのかもしれないけれど。）

この号を企画していた年末、私の目に留まったのは少女、叫び、疾走、不条理、といった言葉でした。叫べども叫べども、その叫びはコンテンツとして消費される。そんな現状に少し嫌気がさして、怒りの方向に向いた主張、叫びではなく「ポジティブな叫び」という意味で「告白」の言葉を選びました。ほら、なんとなく暖かに心がざわつくでしょう？

「本当は私、こうなりたい！」「胸に秘めていた夢を打ち明けたい。」「周りには理解されないと思っていて口には出せなかったけど、実は好きなものがある。」そんな思いを告白しよう。言葉にしたり、絵にしたり、口に出したり、着てみたり、その表現は様々。 ROBEを皮切りに、ポジティブな告白の連鎖が起きればいいなと思っています。

ではコンテンツをチラ見せご紹介！

ファッションシュート「KOKUHAKU」

巻頭企画のファッションシュートでは、告白前後の心情の移り変わりを表現しました。モデルはかねてからお願いしたかったKeiko Washioさんを起用。アンニュイな表情の中に見える好奇心の眼差しを感じてください！

スタイリングは私が担当し東京ブランドをピックアップしました。少年のような冒険心と少女のようなませた美しさを、5-knotのストライプシャツやRPKOのワンピースで表現。カバールックにはLAMARCKの2018年初夏コレクションより、アイコニックなフリンジセットアップを選んでいます。コレクションの様子はショーコラムでも書いたので、ぜひ合わせてご覧ください。

記事：白い壁に記憶を映して - LAMARCK 18SS【ランウェイのケセラセラ】

テキストドキュメンタリー「越境レディの人生マップ見本帖」

告白といっても、何を宣言すればいいの？そんな疑問が湧いたところで、「人生マップ見本帖」をのぞいてみましょう。夢を現実にし、奮闘しながら前進する女性たちに今までの軌跡、そしてこれからの野望である「未来への宣言」を時系列順にお答えしていただきました。

登場していただいたのはデザイン、映画、ファッションの世界で活躍する3人の越境レディたち。エディターを経験後。ファッション誌のプロップスタイリングなどを手掛けるセットデザイナーのNAZUNAさん、間も無く初長編監督作品『見栄を張る』が公開予定の藤村朋世さん、そしてフランスの有名メゾンでデザイナーを務めたのち自身のセミクチュールブランド「MAISON MAREA」を立ち上げた種井小百合さんの人生と未来への宣言をぜひご覧ください。

編集部の徒然「未来への宣言」

普段は座談会のページですが、今回は読者の皆様に参加していただきたかったので、ちょっと変化球。チームROBE３名の「未来への宣言」を、それぞれを構成するキールックと共に掲載しています。右側には読者の皆様に記入していただく空欄があるので、ぜひご自身の「未来の宣言」を書き込んでみてくださいね。

アーティストインタビュー「Pick Up Artists」

感度の高い読者の皆様にぜひ知っていただきたい、次世代を担うアーティストをご紹介するインタビュー連載。今回はイラストレーターの若菜真穂さん、爪作家の「つめをぬるひと」が登場してくれました。

「つめをぬるひと」との出会いはこちらの記事でも書かせていただいてます。それぞれが語る「告白」はクスッと笑えるものから背筋が伸びる宣言まで、その言葉のリズムもぜひ感じ取ってくださいね。

発売は3/15より、以下のページから購入いただけます。ぜひあなたの「告白」聞かせてください！
 

ROBE issue.3  KOKUHAKU

text. Azu Satoh